2025/04/11 05:06
燻製にはさまざまな製法がありますが、なかでも特に注目されているのが「冷燻製(れいくんせい)」という手法です。ここでは、冷燻製とは何か、普通のスモークサーモンとどこが違うのか、そして当社「信州スモーク」で採用している製法について、わかりやすくご紹介します。
そもそも「冷燻製」とは?
冷燻製とは、20℃以下の低温で、じっくりと長時間(数時間から数日間)かけて食材を燻す製法のことを言います。温度が低いため、食材が熱で調理されることなく、生の食感や旨味を残したまま、豊かな燻製の香りをつけることができます。
一般的な燻製は、「温燻製(おんくんせい)」や「熱燻製(ねつくんせい)」といって、温度が高く、食材が加熱されて火が通ります。これに対して冷燻製は、食材の生の鮮度感をそのまま活かすことが大きな特徴です。
信州スモークの冷燻製とは?
当社「信州スモーク」では、冷燻製の中でも特に温度と時間にこだわり、より繊細な香りと食感を追求しています。
室温は10℃以下に管理
燻製と熟成・乾燥を合わせて丸2日間かけてじっくり仕上げ
使用する燻煙材は、桜チップ
この工程により、信州サーモンの持つ生の旨味や脂の甘さを最大限に活かしながら、しっとりなめらかで上品な薫香を纏った一切れが完成します。
冷燻製のメリット
冷燻製には以下のようなメリットがあります。
生の食感と鮮度感を保てる
加熱による食材の乾燥や食感の変化が起こらない
素材の味をより繊細に楽しめる
生に近い食材の旨味や脂の甘さを感じやすい
そのため、特にサーモンなどの魚介類において、冷燻製は非常に人気があります。
普通のスモークサーモンとの違いは?
一般的なスモークサーモン(温燻製・熱燻製)と冷燻製のスモークサーモンの大きな違いは以下の通りです。
特徴 | 冷燻製(信州スモーク) | 温燻製・熱燻製 |
---|---|---|
温度 | 約10℃以下 | 約40℃~120℃ |
時間 | 約2日間 | 数十分~数時間 |
食感 | 生に近く柔らかくなめらか | 火が通って身が締まりやすい |
味 | 素材本来の繊細な旨味 | 燻香が強く、調理された味わい |
冷燻製は「生食感」を大切にしたい場合に特に向いており、温燻製・熱燻製は燻香の強さや身の締まりを楽しみたい場合に向いています。
冷燻製サーモンの美味しい食べ方
冷燻製サーモンの魅力を最大限に楽しむためには、シンプルな食べ方がおすすめです。
薄くスライスしてそのままおつまみに
バゲットやクラッカーにクリームチーズと一緒に
オリーブオイルとレモンを少しかけて爽やかに
軽く炙って、香りをさらに引き立たせる
ワイン、日本酒、ウイスキーなどとも非常に相性が良く、日常の晩酌から特別な日のおもてなしまで幅広く活躍します。
まとめ
冷燻製は、低温でじっくり燻すことで食材の生の旨味や鮮度感を活かした製法ですが、信州スモークではさらに温度と時間を厳密に管理し、10℃以下・2日間という特別な工程で仕上げ、商品が完成するまで1週間。
普通のスモークサーモンとは一線を画す、なめらかで上品な一切れを、ぜひ一度お試しください。